下水道展'26東京を視察しました
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令和8年8月21日
令和8年8月、東京ビッグサイトで開催された「下水道展'26東京」を視察しました。
下水道展は、下水道に関する最新の技術や機器、サービスが一堂に集まる国内最大級の展示会です。
会場には、管路施設の調査・点検、清掃、補修・更生をはじめ、AIやDXを活用した維持管理技術など、これからの下水道事業を支えるさまざまな技術が展示されていました。
今回の展示では、特に**「人が入らない」管路調査・点検技術**や、AI・DXを活用した維持管理の高度化・効率化に関する技術が多く見られ、下水道管路の維持管理が大きく変わりつつあることを感じました。


「人が入らない」管路調査・点検へ
今回、特に注目したのが、ドローンやロボット、TVカメラなどを活用した管路施設の調査・点検技術です。
会場には、下水道管内を飛行しながら内部を撮影・点検するドローンをはじめ、さまざまな管径や現場条件に対応したTVカメラ調査機器などが展示されていました。
実際に管路内を想定したスペースでドローンを飛行させるデモンストレーションも行われ、最新の点検技術を間近で見ることができました。
下水道管内での作業には、酸素欠乏や硫化水素などの危険が伴います。
これまで人が管路内に入り実施してきた作業の一部を、ドローンやロボットなどで代替することができれば、作業員の安全性向上だけでなく、点検作業の省力化・効率化にもつながります。
今後、下水道施設の老朽化がさらに進み、限られた人員で膨大な管路施設を維持管理していくことが求められる中で、こうした「No Entry」による点検・調査技術は、ますます重要になっていくものと感じました。


当協会も参画する「下水道管路マネジメントシステム」の共同研究
NTTインフラネット株式会社のブースでは、埼玉県と民間企業・団体等が進める**「埼玉県 下水道管路マネジメントシステムの共同研究」**についても紹介されていました。
当協会も本共同研究に参画しており、下水道管路の点検・調査技術の開発に携わっています。
本共同研究では、ドローン等を活用した点検・調査、AIによる調査データの解析、補修技術、情報管理などを連携させ、点検・調査から解析、補修、情報管理までを一貫してつなぐ、新たな下水道管路マネジメントの確立を目指しています。
従来の維持管理で培われてきた技術や経験に、新たな点検技術やAI・DXを組み合わせることで、安全性の向上や省力化、効率的な維持管理につなげていく取り組みです。
今回の下水道展では、当協会が参画する共同研究が多くの来場者に向けて紹介されている様子を実際に見ることができ、下水道管路の維持管理におけるDXや新技術への関心の高さを改めて感じる機会となりました。


これからの下水道維持管理に向けて
全国的に下水道施設の老朽化が進む一方、維持管理を担う技術者や作業員の確保も大きな課題となっています。
こうした中、これまで現場で培われてきた技術や経験を継承しながら、ドローン、ロボット、AI、DXなどの新しい技術を取り入れ、より安全で効率的な維持管理につなげていくことが重要です。
今回の視察では、最新の調査・点検機器や管路内ドローン、AIを活用した解析・管理技術など、今後の下水道維持管理を大きく変える可能性を持つさまざまな技術に触れることができ、大変有意義な機会となりました。
一般社団法人埼玉県土木施設維持管理協会では、今後も最新技術や業界動向について積極的に情報収集するとともに、関係機関や民間企業等との連携、共同研究への参画を通じて、新たな維持管理技術の発展・普及に取り組んでまいります。
そして、会員企業の技術力向上と情報共有を図りながら、埼玉県の下水道施設の安全・安心を支える維持管理のさらなる発展に貢献してまいります。




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